ジャーナリズムXアワード

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2023.12.27

2/4(日)オンラインイベント
いま、日本のジャーナリズムに求められるもの ~第4回ジャーナリズムXアワード受賞者と語り合う~

 

第4回ジャーナリズムXアワード(JXA)の受賞案件が決まり、私たち市民がジャーナリズムを応援する上で、これまでの3回とは異なるポイントも見えてきたように思います。主催者側の想いは「選考を終えて」にまとめましたが、発表イベントを兼ねて、受賞者の方々から直接お話を聞く機会を、JXAに関心を寄せる皆さまと共有させてください。

 

JXAの母体であるジャーナリズム支援市民基金は、すべての市民にとって自由で公正な社会を創るためにジャーナリズムが本来の力を発揮してほしいという願いで設立されました。オンラインイベント「いま、日本のジャーナリズムに求められるもの ~第4回ジャーナリズムXアワード受賞者と語り合う~」に、ぜひご参加を!

 

>>第4回ジャーナリズムXアワード受賞案件はこちらから

 

【イベント概要】
日 時:2024年2月4日(日)17:00〜(2時間程度)
形 式:Zoomによるオンライン

  • マイク、スピーカーのついたPCまたはスマホ、タブレットが必要です。
  • お申し込み後、追ってZoomセミナー参加リンクと説明をお送りします。そのメールが届かいない場合は、イベント当日までに「案内メールが届かない」とお知らせください。

参加費:無料
主 催:ジャーナリズム支援市民基金
協 力:一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト

 

【参加方法】
※本イベントは終了しました。

 

【プログラム】
17:00〜17:10 主催者あいさつと選考総評(星川淳/ジャーナリズム支援市民基金代表幹事)

17:10〜17:20 外部選考委員3名からお祝いコメント

17:20〜18:10 【第1部】第4回JXAのX賞とY賞受賞者による対談
テーマ:何をどう伝えるのか、ウェブ時代の新たな挑戦
 ◆登壇者
  ・辻麻梨子さん(Tansa)
  ・安田菜津紀さん(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
 進行:奥田裕之(ジャーナリズム支援市民基金運営幹事)

 

18:10〜18:45 【第2部】第4回JXAのZ賞受賞者による鼎談
テーマ:真実を掘り起こし、共有する流儀
 ◆登壇者
  ・石川陽一さん(東洋経済)
  ・栗原俊雄さん(毎日新聞)
  ・布施祐仁さん(フリーランスジャーナリスト)
 進行:関本幸(ジャーナリズム支援市民基金運営幹事)

 

18:45〜18:50 ジャーナリズム市民支援基金より、活動へのサポートと資金協力のお願い(大島龍亮/ジャーナリズム支援市民基金事務局)

 

【お問い合わせ】
https://jxaward.com/contact/

 

 

【登壇者プロフィール】

辻麻梨子(Tansa)

1996年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。創刊時からTansaに参加し、製薬会社から医師への資金提供を透明化する「製薬マネーデータベース」の作成や、強制不妊手術の補償問題、コロナ地方創生臨時交付金の無駄遣いなどについて報じた。シリーズ「誰が私を拡散したのか」には2022年から取り組み、2023年には違法な性的画像が取引されるアプリがGoogle、Appleのアプリストアから取り下げられた。2019〜2022年まで東洋経済新報社の記者も兼ねる。共著『ルポ・収容所列島』で日本ジャーナリスト会議・JCJ賞、反貧困ネットワーク・貧困ジャーナリズム賞受賞。

 


 

安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)

1987年神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

 


 

石川陽一(ジャーナリスト)

1994年生まれ、石川県七尾市出身。2017年に早稲田大スポーツ科学部を卒業後、共同通信へ入社し、事件や災害、原爆などを取材。22年に出版した著書内でいじめ自殺や県の不祥事追及に消極的な長崎新聞(共同通信のオーナー企業の1つ)を批判したところ、「信頼関係を傷つけた」などとして記者職を解任される。言論封殺に対抗して23年7月に民事訴訟を提起。現在も東京地裁で係争中。なお、共同通信に問題視された著書「いじめの聖域」(文藝春秋)は日本ジャーナリスト協会賞、ジャーナリズムXアワードZ賞を受賞したほか、大宅壮一ノンフィクション賞の最終候補にも選ばれた。同年8月に東洋経済へ移籍し、現在は記者職に復帰している。

 


 

栗原俊雄(毎日新聞専門記者)

1967年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、政治学研究科修士課程修了(日本政治史)。1996年毎日新聞入社、2003年から東京学芸部。専門は日本近現代史、戦後補償史。大手メディアが毎年8月に集中して行う「戦争報道」に対し「一年中8月ジャーナリズム」を標ぼうする常夏報道。第二次世界大戦の元兵士や遺族への聞き取り、戦後補償裁判の傍聴や戦没者遺骨の調査・発掘に加わり報道。「戦闘が終わっても戦争被害は終わらない」と、「未完の戦争」の実態を訴えている。『東京大空襲の戦後史』『硫黄島に眠る戦没者 見捨てられた兵士たちの戦後史』(いずれも岩波書店)など著書多数。

 


 

布施祐仁(フリーランスジャーナリスト)

1976年、東京都生まれ。フリージャーナリスト。主な取材・執筆テーマは、安全保障(外交・軍事)、戦争に関する日本の近現代史。今回のジャーナリズムZ賞受賞の他、『ルポ イチエフ』(岩波書店、2012年)で平和協同ジャーナリスト基金賞大賞とJCJ賞、『日報隠蔽』(三浦英之氏との共著、集英社、2017年)で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。その他、著書に『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(岩波書店)、『経済的徴兵制』(集英社)などがある。