ブログ
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2023.10.20
続報は力なり 元新聞記者が始めたローカルメディア、14年目の境地
第3回ジャーナリズムXアワード(JXA)でY賞を受賞した「ニュース『奈良の声』」の活躍が、朝日新聞デジタルで取り上げられたのでご紹介します。 ニュース「奈良の声」は、県政や市政記者クラブ経由の話題が多い地方において、小さな独立メディアの自由度を生かした探究的取材をもとに独自ニュースの発信に取り組んでいます(以下は、第3回JXAで評価対象となった代表的な記事)。 奈良県の県域...
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2023.08.28
【イベントレポート】オンラインイベント 「いまこそジャーナリズムにXを! ~深掘りとローカルインパクトの協奏~」(2023年6月18日開催)
マスメディアの衰退が進んで久しく、政府広報のような報道に愛想をつかす人と、テレビに映ることが真実だと信じる人との情報ギャップが広がり続けています。その亀裂から、ありとあらゆるフェイクニュースが噴き出して市民社会の熟慮と熟議を妨げるなか、小さな声を汲み取り、それに耳を傾ける人々と共有することの重要性があらためて増しています。今回のイベントでは、第3回ジャーナリズムXアワードを受賞した中川七海さん(N...
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2023.06.14
第4回ジャーナリズムXアワード 主催者からのメッセージ
6月30日の締め切りまであと約2週間となりました!まだ応募を迷っている方のために、アワードの趣旨と概要をまとめたメッセージ動画を作成しましたので、ぜひご覧ください! ...
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2023.03.15
《情報公開の力で在日米軍の活動を明らかにする方法を解説『「情報自由法」で社会を変える!』刊行》
在日米軍の施設・区域の使用のあり方や、日本における米軍の地位について定めた「日米地位協定」では、基地返還時に米軍が原状回復義務を負わない、米軍関係者による公務中の犯罪は米軍が裁判権をもつ、などの取り決めがあります。そして、米軍関係者が日本国内で事件や事故を起こしても日本側が十分に捜査を行なうことができません。 日本法に従わせられない米軍ですが、「情報自由法を含む米国法には従う」と語る...
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2023.02.17
《ご案内》メディアのプロと一緒に学ぶ!「途上国ニュースの深読みゼミ」
途上国・国際協力を専門とする非営利メディア「ganas」(運営:NPO法人開発メディア)は、「メディアのプロと一緒に学ぶ!『途上国ニュースの深読みゼミ』」を3月より開講します(Zoomによるオンライン開催)。 このゼミでは、1980年代後半から途上国をウォッチしてきたganas編集長が、毎週新聞記事を1本選び、背景事情を解説します。さらに、深く読むためにその場...
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2022.12.28
SNSを使った違法な性的コンテンツ拡散を追う――「誰が私を拡散したのか」Tansaによるキャンペーン報道
第1回ジャーナリズムXアワードでX賞(大賞)を受賞したNPO法人Tansaでは、知らない間に性的な画像や動画がネット上で売買されている問題を追及しています。「誰が私を拡散したのか」と題する現在進行中のキャンペーン報道を紹介します。 盗撮、ハッキング、リベンジポルノ、どこかのウェブサイトからの転載……。様々な違法手段で取得された個人の性的な画像や動画が、無断でネット上で売り買いされています...
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2022.10.18
《「忖度しない」気候変動を報じるジャーナリストたちの決意》
(以下、オルタナの記事より要約・転載) フランスのジャーナリスト有志は、9月14日に「気候変動ジャーナリスト憲章」を発表しました。 これは気候変動に関し「広告主や資金提供者に忖度しない」など、ジャーナリストの仕事の仕方について13項目を定めたものです。 きっかけとなったのは、3月の大統領選挙の際、気候変動と生物多様性について十分な議論がなかったことです。フランスでは実業家がメディ...
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2022.09.16
少年法改正にともなう「実名報道」をめぐるメディアの試行錯誤
(以下、朝日新聞デジタルとNHK NEWS WEBの記事より要約・転載) 成人年齢の引き下げに伴って2022年4月1日に少年法が改正され、罪を犯したとされる18歳・19歳は新たに「特定少年」として位置づけられることになりました。特定少年については、基本的な考え方はこれまでと同じように立ち直りを重視し保護の対象としますが、検察に送られる対象となる事件の幅が拡大され、一定の重さの罪を犯し...
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2022.08.30
デジタル時代に対応したジャーナリズムの発展をめざす「デジタル・ジャーナリスト育成機構(D-JEDI)」設立
(以下、D-JEDIプレスリリースより要約・転載) デジタル技術の発展により、誰もが発信できる時代。メディア企業とそこで働く人々は、その存在意義が問われています。 新聞やテレビなど伝統的なメディアではインターネットを使った発信の知識や技術を学ぶ機会が少ない一方で、デジタルメディアでは取材・報道の技術や理念を体系的に学びにくい現状があります。 そこで、伝統的メディアとデジタルメディ...
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2022.08.19
戦争とプロパガンダを考える
今年6月に発売された『帝国日本のプロパガンダ――「戦争熱」を煽った宣伝と報道』貴志俊彦著(中公新書)は、1900年から50年ほどの間に、日本が関わった戦争・紛争を、当時の報道と宣伝がどう表現していたかを扱った本です。以下、「Bookウォッチ」の記事「フェイクニュースが煽った『帝国日本』の戦争と破滅」より、本書のポイントをご紹介します。 ●報...